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研究こぼれ話(「アカモク」と「ジンバ」の見分け方)

  海藻といえばワカメやコンブ、モズクやヒジキは思い浮かびますが、丹後の海にはまだまだ十分に知られていない美味しい海藻があります。ホンダワラ類のアカモクとジンバがそうです。
 アカモクは最近丹後の新名物として利用が進んでいる海藻で、葉の形が特徴的です。深い切れ込みのある葉は、のこぎりの刃のようにギザギザしていますが、薄くてもしっかりしており、湯通ししてもシャキシャキしています。
  「ジンバ(神葉)」は丹後地方での呼び名で、標準和名は「ホンダワラ」です。ジンバの葉もギザギザしていますが、アカモクよりも切れ込みが浅く、厚みもあります。湯通しするとサクサクと歯切れ良く、とても食べやすい海藻です。
 ホンダワラ類を見分けるときには、葉の他にヒントになるのが気胞の形です。ホンダワラ類は、海の中で陸上の木のように立ち上がっていますが、この気胞を浮袋代わりにして直立しているのです。アカモクの気胞は、細長い円柱状をしており、その先端には葉と同じ形の突起を持ち、これを冠葉(かんよう)といいます。一方ジンバの気胞は、球形~楕円形をしており、冠葉は無いか、少し尖る、あるいは尖った部分が少し伸びているものもあります。
  ホンダワラ類の仲間は京都府沿岸で20種の生育が確認されており、一瞬で種を見分けるには熟練の目が必要ですが、岩についている部分(付着器)から先端までの判別ポイントをじっくり観察すればそれほど難しくないので、一度チャレンジしてみて下さい。


アカモク ホンダワラ

(増殖担当)

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