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5-1 種苗生産(しゅびょうせいさん)って何?

おいしい魚や貝をたくさんふやすために、魚や貝の子供を他の生き物に
食べられにくくなる大きさまで育てて海にはなします。

⇒これを放流(ほうりゅう)といい、大きく育ってから漁獲(ぎょかく)します。

生け簀(いけす)や篭(かご)などの中で魚や貝の子供を育てて、
大きくしてから収穫(しゅうかく)します。

⇒これを養殖(ようしょく)といいます。

放流や養殖をするための、魚や貝の子供を作ること、

⇒これを種苗生産(しゅびょうせいさん)といいます。


海洋センターでは、トリガイとイワガキという貝をどうしたらうまく
種苗生産できるかを研究しています。

このシリーズでは、トリガイ種苗生産の作業の様子を紹介(しょうかい)します。

詳しくはトリガイQ&Aをごらんください

これがトリガイです。

砂や泥のまじった浅い海底
にすんでいる二枚貝(にまいがい)
です。

成長すると、大人の握りこぶ
しほどの大きさになります。

トリガイの写真

1 タマゴから幼生へ

トリガイには、お母さんとお父さんの区別がありません。
同じトリガイが卵(たまご)と精子(せいし)の両方をもっています。

1コのトリガイが、お母さんの役割(やくわり)とお父さんの役割をしています。
このようなものを雌雄同体(しゆうどうたい)といいます。

トリガイだけでなく、ミミズやカタツムリなども、同じように雌雄同体です。

トリガイを水槽(すいそう)の中に入れ、その水槽に紫外線(しがいせん)という光をあてた海水を流して刺激(しげき)します

トリガイが卵を産むのは5月から6月にかけてです。

そのころに、トリガイを水槽(すいそう)の中に入れ、その水槽に紫外線(しがいせん)という光をあてた海水を流して刺激(しげき)します。

卵と精子を出します

しばらくまつと、卵と精子を出します。

卵の大きさは、0.065ミリです。
 
水槽の中に生み出された卵を、直径(ちょっけい)1センチほどのチューブを使って集めているところです。 

集めた卵をきれいな海水で、何度もよく洗います

集めた卵をきれいな海水で、何度もよく洗います。

ポリバケツの下の部分を切り取って、細かいネットをはった道具(手作りです)を使います。

左下の写真は、受精(じゅせい)してから3時間ほどたった卵です。

卵の数を数えます

卵の一部をピペットでとってその数を数え、全体の卵の数を推定(すいてい)します。

水槽に入れる卵の数は、多すぎても少なすぎてもよくありません。

一つの水槽に約100万個の卵が入るように調整(ちょうせい)します。

卵をきれいな海水の中に入れます

卵をきれいな海水の中に入れて、次の日の朝までまつと、卵がかえります。
これをふ化といいます。
 
ふ化するまでは、温度を一定(いってい)にしておくことが大切なので、海水の温度を計っているところです。

ふ化した幼生を集めます

ふ化したトリガイの赤ちゃんは、水槽の中を泳いでいます。

この赤ちゃんのことを幼生(ようせい)と言います。

卵のときと同じように、チューブを使って幼生を集めているところです。

ライトで照らすと見やすいので、元気に泳いでいる幼生を集めることができます。

幼生を水槽に入れ飼育を始めます

集めた幼生を卵の時と同じように、きれいな海水で何度もよく洗い、飼育用の水槽に入れて飼育を始めます。

お問い合わせ

農林水産部海洋センター

宮津市字小田宿野1029ー3

電話番号:0772-25-0129

ファックス:0772-25-1532

ngc-kaiyo@pref.kyoto.lg.jp

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