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研究こぼれ話(標識アカガレイの再捕)

  海洋センターでは底曳網で獲られるカレイ類で最も水揚げの多いアカガレイの移動や成長などを調べるために、平成6~9年と平成14~15年に標識票を付けて京都府沖合に放流しました。最後の標識放流からすでに7年が経ちますが、この春季のカレイ漁では底曳網漁業者の方から1尾の標識アカガレイが届きました。標識票を確認したところ、平成14年4月に放流した雌であることが分かりました。放流からなんと8年後の再捕です。
  放流したときの体長は30.2 cm、再捕時は32.6cmで、8年間の成長量は2.4 cm、年間にするとわずか3 mmの成長量になります。アカガレイは体長30 cmになれば立派な親魚ですが、親魚になると成長が著しく鈍ることが知られており、今回の事例はこのことを裏付ける結果となりました。
 昨年10月には放流から再捕までの期間が、最長となる13年半という事例がみられました。このように、放流から長い年月が経ち再捕されるということは、それだけ生残率が高いことを示しています。近年、アカガレイ漁獲量は増加の傾向を示しています。その要因には、平成13年産まれの子供の数が特に多く、これらが成長し漁獲され始めたことに加え、アカガレイと同じ水深帯に生息するズワイガニを対象にした保護区の設定などの保護方策が、アカガレイにも波及し、生残率が高くなったためと考えています。 

(資源・漁船漁業担当)

放流8年後に再捕されたアカガレイ 鰓蓋(えらぶた)に白く円形の標識がついています。

 

 

 丹後の海の生き物(アカガレイアカガレイ2

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