研究こぼれ話(アカモクを育てる)
アカモクは一年生のホンダワラ科海藻であり、東北地方では古くから食用にされていました。近年、利用が全国に拡大しているなか、京都府でも3年前から漁獲が開始されて、年々生産量が増加しています。しかし、京都府沿岸では多年生のホンダワラ科海藻が多く生育しており、アカモクの資源量はそれほど多くないようです。そこで、養殖による増産を図るために、海洋センターでは養殖用の“苗“を育てています。4月上旬に幼胚(大きさ0.3mm)であったものが、5月下旬には1cm,7月下旬には3cmになり、8月下旬には茎が伸長して10cm程度になるものも見られ、多年生のホンダワラ科海藻では見られないスピードで順調に生長しています。
9月には苗を海に移して、養殖試験を開始する予定です。天然のものは幼胚から1年で5~7mの長さになりますが、私たちが育てたアカモクはどれくらい大きくなるでしょうか。
(増殖担当)
