研究こぼれ話(自動観測ブイの設置)
自動観測ブイとは、時々刻々と変化する流れや水温など海中の情報をリアルタイムで研究施設内のパソコンに収集できる無人観測機器のことです。
海洋センターでは、ここ数年間で京都の海に5基(蒲入地先、新井崎地先、阿蘇海、舞鶴湾、成生地先)の自動観測ブイを設置しました。そして、これらの情報は養殖漁業の管理や漁具の防災など色々なことに活用されています。
順調に稼働すればとても便利な自動観測ブイですが、いつも塩水や波、流れにさらされる過酷な使用条件のため、トラブルが多いのも事実です。研究施設のパソコンに観測データが受信できなくなると危険な兆候で、現場海域に出向くと写真のようにセンサーのコードが切れていたり、データを電波送信するため海上に浮かぶブイが漏水していたりして、やむを得ず自動観測ブイを回収してメーカーで修理、しばらく欠測という事態を何度も経験しています。
今後もメーカーと自動観測ブイの耐久性や測定精度の向上に取り組み、海の情報を必要とする皆様に安定した情報提供ができたらと思います。
(漁海況・定置担当)
