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研究こぼれ話(漁業無線って?)

  海洋センターの本館3階には宮津漁業無線局があり、24時間体制で、主に府漁協所属の漁船や府所属の官庁船と各船の行動状況、入出港、操業状況等について無線交信しています。
  また、舞鶴海洋気象台から専用回線により、海上警報、注意報等をリアルタイムで受信して、航海、操業する上で最も重要な気象情報の放送を行っています。さらに、海上保安庁から提供される航海安全情報(流木情報等)も放送し、船舶の航行、操業の安全に寄与しています。
  アンテナを海洋センター敷地内の小高い山の頂きと丹後半島にある碇高原牧場内の標高450mの場所に設置しており、京都府沿岸だけでなく日本海、北海道釧路沖、グアム島付近までの広い範囲と交信可能です。
  常日頃は、淡々とした情報の収集と提供ですが、ある日次のようなことがありました。
  「家から何度船に携帯電話をかけても通じないが、何かあったのではないか心配です。無線局からは連絡がとれないか」と漁業者の家族から電話があり、当該船の呼出しを行ったところ、すぐ応答があり、無事が確認されました。どうやら携帯電話の電波の届かない海域で操業していたようです。
  近年、携帯電話の普及により、無線を利用しない船舶が増加してきています。携帯電話は大変便利ですが、通信費も必要ですし、万が一のことが起きた場合には、海域によっては連絡が取れないことも起こりえます。その点、無線通信はいったん緊急の電波を発信すれば、全国の誰かが受信してくれる可能性が非常に高いものです。これからももっと漁業無線を利用していただければと思っています。

(業務部漁業無線担当)

宮津漁業無線局

詳しくはこちらをどうぞ(海洋センターのお仕事) 

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