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丹後の海の生き物(メガイアワビ)

メガイアワビ

  メガイアワビは、メンガイ(雌貝)とも呼ばれ、オンガイ(雄貝)とも呼ばれるクロアワビの雌と間違われることがありますが、メガイアワビとクロアワビは別の種類です。ちなみに、アワビ類の雌雄は産卵期(10~1月)の生殖腺の色で判別できます。生殖腺は俗に言う肝と呼ばれる箇所にあり、白色であれば雄、緑色であれば雌の個体です。
  京都府で漁獲されるアワビ類は、約9割がクロアワビで、メガイアワビは1割程度に過ぎません。メガイアワビは、クロアワビよりも深い水深5メートル以深の海底に多く生息しています。そのため、船上から箱メガネで海底を覗き、竿先に付けた鈎(かぎ)で捕まえる水視漁法では漁獲しにくいようです。
  大きなものは殻長15~20センチ程に成長します。殻は、クロアワビが褐色でやや楕円形なのに対して、赤褐色で円形に近い形をしています。クロアワビよりも身は柔らかく、火を通すといっそう柔らかくなるので、煮アワビなどの加熱料理に向いています。値段はクロアワビよりも安いのですが、なかなか店頭でお目にかかれないのが残念です。

京都府立海洋センター技師 白藤徳夫
(平成19年6月13日、京都新聞掲載)

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