その他の漁業
京都府では、「定置網漁業」、「底曳網漁業」、「釣・延縄漁業」、「採介藻漁業」および「養殖業」の他にも、様々な漁業が営まれています。
桁びき網漁業
小型底曳網の一種である“けた網”によって、ごく沿岸の海底に生息する魚介類を採捕する漁業です。京都府では主に舞鶴湾、栗田湾、宮津湾および久美浜湾などの内湾で行われています。“けた”と呼ばれる枠で網口が広げられた“けた網”で、ゆっくりと海底を曳網し、「トリガイ」や「ナマコ」を漁獲します。なお、トリガイは海底の砂泥中に潜っているので、トリガイ用の“けた”には潜っている貝を掘り起こすためのツメがあります。
刺網漁業
網で魚を漁獲する漁業で、ハマチなど海面付近の魚を漁獲する「浮刺網」、ヒラメ、カレイ類、ガザミ、クルマエビ、カサゴ類、サザエなど底に生息する魚介類を漁獲する「底刺網」があります。いずれも網目に刺しとり絡ませて漁獲します。
船びき網漁業
海の表層や中層を漁船で曳網し、魚を漁獲します。京都府では、主に3~5月に「サヨリ」が漁獲されています。
かごなわ漁業
網地を張ったかごを海底に沈めて、カニ類、バイ類(バイ、エッチュウバイ)、タコ類を漁獲します。また円柱の筒に餌を入れ、アナゴ類、ヌタウナギを漁獲します。
地びき網漁業
漁船で海に投入した網を、浜からロープを引いて揚網し、沿岸に分布する「しろめ(イワシ類稚魚)」、「いさざ(シロウオ)」等を漁獲します。京都府では主に栗田湾や宮津湾で行われています。また、最近は漁業目的だけではなく、観光や小・中学校教育の一環として行われることも多くなっています。
いさざ漁
河川に仕切り網を設置し、遡上してくる「いさざ(シロウオ)」を漁獲します。由良川の春の風物詩です。
