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2.雄ガニの脱皮・成長に関する新しい発見
 
  海洋センターでは、ズワイガニの移動、分散などを調べる目的で、雄ガニに標識をつけて放流しています。この標識は、カニが脱皮すると脱落してしまいます。ところが、放流から再捕されるまでの期間が3年以上であったのもかかわらず、この間に一度の脱皮もしていなかった事例がみられました。雄ガニは、本当に死亡するまで脱皮を繰り返し、成長するのでしょうか?
 
(1)鋏脚の大きいカニと小さいカニ
  カナダの研究者により、北大西洋のズワイガニでは雄ガニにも雌ガニのように最終脱皮が存在することが報告されています。それによると、最終脱皮を終えたカニと終えていないカニとは、甲幅と鋏脚の相対的な大きさの違いにより識別できることを指摘しています。すなわち、甲幅が同じであっても、最終脱皮を終えたカニの鋏脚は、終えていないカニの鋏脚に比べ大きい。
  京都府沖合で漁獲された雄ガニをみても、甲幅が同じでも鋏脚の大きいカニと小さいカニがみられます(写真1)。図1は、甲幅と鋏脚の高さの相対成長の関係を示します。この図から、鋏脚の大きいカニは甲幅約7cm以上からみられ、甲幅12cm以上では、全てのカニで鋏脚が大きいことが分かります。


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