ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

キーワード検索

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ農林水産業海洋センター

5.市場でみられる「脚落ち」銘柄と投機との関係
 
  市場に水揚げされる雄ガニには、様々な銘柄があります。「大」、「中」、「小」など甲羅の大きさの違いから区分けされていたり、「1本落ち」、「2本落ち」とか「短足」といった銘柄を目にします。
??  「1本落ち」や「2本落ち」については、その名のとおり脚が1本もしくは2本欠損したカニのことです。「短足」とは、脚の長節が通常よりも短いカニに付けられます。これは、何かの原因で欠損した脚が再生したものです(図5)。脚の再生は最終脱皮を終えていないカニでは可能ですが、終えたカニでは不可能といわれています。脚が1本でも欠損した雄ガニは、同じ大きさの五体満足なものの半値で取り引きされることもあります
  ところで、このような「1本落ち」や「短足」などの銘柄はどうして生じるのでしょうか?もちろん脱皮の過程で自然に落ちてしまうこともありますが、実は混獲、投棄されることがかなり影響しているようです。混獲されたカニは、他の漁獲物の圧力や選別の際にトロ箱などの下敷きになり、脚を欠損しています。カニがたくさん混獲されたときには、選別が終わった船上には、カニの脚があちこちに散らばっています。
  脚が1本欠損することにより、商品価値は半減してしまいます。資源を有効に利用するためには、最終的に漁獲するまでは混獲しないように努めることが必要です。

次頁へ
前頁へ


ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.