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はじめに
 
 大型定置網漁業は、京都府で最も重要な漁業であり、府全体の漁獲量に対して平成7年では約50%(14,024トン)、金額で約45%(2,388,650千円)も占めています。この定置網漁業に関しては、特定の魚種を狙って漁獲するのではなく来遊してくる魚群を待って獲るという漁獲特性を持っているために、一般的には資源を乱獲しない「優しい漁業」と思われがちです。しかし実際には、定置網が敷設されている場所が種々の魚介類幼稚魚の出現する沿岸部であること、さらにその構造上網に一旦入ってしまった魚についてはどんなに小さな魚であっても使用している網目の大きさによっては獲れてしまうことなどから、場合によっては必ずしも「優しい漁業」と言えない側面を持っています。私たちが現場に調査に出掛けた際にもマダイ等の幼稚魚が大量に漁獲されていることも珍しくありません。これらの幼稚魚の場合、当然のことですが商品価値は全くないか、あっても極端に低いために海上や選り場で投棄されることが普通のようです。ここでは、京都府の大型定置網漁業で日常的に行われているこういった幼稚魚に対する不合理な漁獲の実態を調べた結果を紹介します。このような実態について定置網漁業者の方々は日々の操業の中で実感されていることと思いますが、今一度幼稚魚漁獲の問題を見つめ直してみて、定置網の資源管理のあり方について考えてみてはいかがでしょうか。

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