ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

キーワード検索

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ農林水産業海洋センター

(2)魚種による違い
 次に、大型定置網の漁獲物の中で量的に多く、重要な12銘柄についてその漁期を調べてみました。ここでは、盛漁期を判りやすくするために、銘柄毎に年漁獲量に占める漁獲量の割合が多い月ほど濃い色を付けて図2に示しました。この図から、12銘柄は主漁期の違いによって4タイプに分けられます。
 1つ目のタイプは5月〜7月に主漁期がある銘柄で、カタクチイワシ、ウルメイワシ、小アジ、トビウオ、小サバです。ウルメイワシの10月の場合や小サバの3月の場合のように、他の月にも漁獲のある例も一部認められますが、トビウオ、小アジの場合漁獲は5月〜7月に集中しており、他の月にはほとんど漁獲されていません。
 2つ目のタイプは9月〜12月の秋期に主漁期がある銘柄で、カツオ、アカカマス、シイラ、イカ類(スルメイカを除く)です。イカ類の漁獲量は、統計上魚種毎に細かく分離できないためアオリイカ(秋イカ)、ケンサキイカ(白イカ)、ヤリイカ(冬イカ)、ソデイカ(タルイカ)などの漁獲量が合計されたものです。したがってイカ類として10月〜12月に多く漁獲されているのは主としてアオリイカによるものと思われます。
 3つ目のタイプは1月,2月の冬期に主漁期がある銘柄で、マイワシがこれにあたります。4つ目は主漁期が明確ではなく長期にわたって漁獲されている銘柄で、ハマチ、アジゴです。
 このような定置網の漁獲に認められる主な魚種の漁期の違いは、一般的には対馬暖流域における主要魚種の北上・南下の仕方と密接に関連していると言われています。

次頁へ
前頁へ

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.