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3 幼稚魚漁獲の状況
 大型定置網に、どんな種類の幼稚魚が、いつ頃、どのくらいの大きさで、どのくらい漁獲されていて、どのように取り扱われているのか知るために、北丹漁場、丹後海漁場及び東部漁場の3漁場で調べてみました。調査では、朝、定置船に乗せて頂いたり選り場へおじゃまして、魚種やその大きさなどを調べました。ちなみに各漁場の魚捕り部の目合は、北丹漁場で14節、丹後海及び東部の漁場で20節でした。 
 (1)時期と魚種
 3つの漁場ではほぼ年間を通していろいろな魚種の幼稚魚が漁獲されていましたが、ここでは漁業上重要である種類についてのみ表1、2、3に取りまとめてみました。獲れていた魚種数でみると、北丹漁場で6種、丹後海漁場で12種、東部漁場で8種でした。つまり、丹後海漁場での出現種数が北丹漁場の2倍であったことから、内湾的要素の強い漁場の方が外洋的要素の強い漁場より重要魚種幼稚魚の種類は多いことが判りました。ただし、調査対象とした北丹漁場の魚捕り部の目合は14節と比較的大きいために余り漁獲されませんでしたが、北丹地域の他の漁場ではマダイやウスメバル(オキメバチ,ムギ)などの幼稚魚が丹後海漁場よりも大量に漁獲されることがしばしばあります。丹後海漁場は漁獲される幼稚魚の種類は多いのですが、その量も多いと言うわけではありません。
 漁場毎に出現幼稚魚をみてみますと、まず北丹漁場では、マダイ、ブリ(アオコ、ツバス)、マサバなどが6月〜8月を中心に、イシダイ(チーパ、コロバ)、トビウオ類などが8、9月を中心に多獲されていました。また、昨年生まれの1歳魚のイサキが6月〜8月にかけて漁獲されていました。東部漁場においてもほぼ同様の傾向が認められ、マダイ、ブリは7月、8月を中心に、イシダイ、トビウオ類は8月、9月を中心に多獲されていました。イサキについては、1歳魚は9月、10月を中心に、当歳魚が11月を中心に漁獲されていました。
 丹後海漁場でにおいてもマダイ、ブリ、イシダイ、トビウオ類の出現の仕方は前記2漁場とほぼ同様で6月〜8月を中心に、イシダイ、トビウオ類は8月、9月に漁獲されいます。また、イサキも11月、12月に漁獲されており、この点では東部の漁場とよく似ていました。さらに、ここではシロギス(キス)、タチウオといった魚種も11月、12月に漁獲されており、内湾性の強い丹後海という漁場の特徴を表しています。














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