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4 まとめ
 ここまでの項目で、京都府の大型定置網の概要やいつ、どこで、どんな魚の幼稚魚が漁獲され、その大きさはどれくらいかということについて述べてきました。ここで各項目の内容をまとめてみますと以下のようになります。
 
 1漁獲量でみるとマイワシ、カタクチイワシに依存している漁場が多いが、マイワシの  漁獲量は近年大幅に減少しつつある。
 2金額でみると外海に面した漁場はブリ、マグロ等の占める割合が多く、内湾の漁場は  イワシ類の占める割合が多い。
 3幼稚魚が漁獲されるピークは6月〜8月と11月頃である。
 4漁獲される幼稚魚は外海に面した漁場より内湾の漁場の方が種類が多い。ただし、幼  稚魚の漁獲量も多いわけではない。
 5幼稚魚の漁獲のされ方をみると、長期にわたって漁獲され続ける魚種と漁獲期間の短  い魚種とがある。
 6魚種によって漁獲される幼稚魚の大きさは様々だが、いずれも商品として充分な価値  を持つには至らない。
 
5 おわりに
 
 以上のようなことは、定置網漁業者の皆さんは日頃感じていらっしゃることと思います。毎年の再放流実績を見ますと、マダイを始めブリ、イシダイなど多くの魚種の幼稚魚が積極的に再放流されています。しかし、漁獲量が多いときや荒天時の再放流は非常な困難を伴います。それぞれの地域の実状にあった、より効果的な幼稚魚の保護方法について考えていくことは、資源を次世代に残し、京都府の漁業をより発展させていくためにも必要なことではないでしょうか。
 最後になりましたが、調査にご協力下さった各漁業協同組合の皆様、特に定置網乗組員の皆様に深く感謝いたします。


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