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3.雄と雌で異なる成長・体長25センチ以上はほとんどが雌・雄は早熟
 
 アカガレイの成長の様子を図3に示しました。アカガレイは成長が遅く、孵化から1年経過した満1歳の時の体長は9cm位です。体長とは図1に示しましたように頭の先から尾を折り返したときにくびれる部分までの長さを表します。ヒラメの満1歳の時の体長は23cm位ですからアカガレイの成長がいかに遅いかが分かると思います。
 他のカレイ類と同様に、アカガレイも雄と雌とでは成長の仕方が異なります。雄は成長が遅く、特に5歳以上ではほとんど成長しません。満3歳の時の体長は18cm位、満5歳の時の体長は22cm位、満10歳の時の体長は24cm位です。雌は雄に比べ、成長は良いのですが、それでも、満3歳の時の体長は19cm位、満5歳の時の体長は26cm位、満10歳の時の体長は34cm位です。
 このようにアカガレイの成長は遅いので、満1歳のヒラメに相当する体長23cm位の大きさのアカガレイを手にした場合、それが雄であれば8歳魚、雌であれば4歳魚です。
 アカガレイの寿命は15歳程度と推定されています。その時の大きさは、雄では体長25cm前後、雌では体長36cm前後です。ですから、体長25cm以上のアカガレイはそのほとんどが 雌ということになります。
 ところで、アカガレイが産卵に加わる年令は成長と同様に雄と雌とで異なります。雄が産卵に加わるのは3歳からで、その時の体長は18cm位です。雌は5歳から産卵に加わり、その時の大きさは体長27cm位です。雄の方が早熟と言えます。
 成熟したアカガレイの雌は年1回産卵します。産卵数は体長が大きいほど多く、体長30cmの雌は約31万個、体長35cmの雌は約57万個の卵を生みます。
 

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