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4.放流場所の環境
昭和49年から平成6年までの放流場所であった「安口の浜」の粒径組成と海底勾配を、「中村の浜」および「由良の浜」とで比較してみました(図1,8,9)。「安口の浜」では波打ち際から水深10mのところまで、粒径1mm以上の砂が大半を占めており、クルマエビの潜砂に適した粒径0.5mm以下の砂は10%以下でした。この結果から「安口の浜」で放流を実施しても、種苗は潜砂しにくいと考えられます。また、クルマエビは成長するにつれて深場へと移動していきますが、未成体期には主に浅場に生息します。種苗放流の場所は底砂の粒径が0.5mm以下で、沖に向かってなだらかな海底勾配の場所が適しています。これまで放流が行われていた「安口の浜」の海底勾配は急深で、距岸約25mで水深は5m以上となります。一方、「中村の浜」や「由良の浜」は、「安口の浜」より海底勾配が緩やかで、波打ち際を除けば、粒径0.5mm以下の砂が大半を占めていました。したがって、底質と海底勾配の条件だけから見れば、放流を行うには「中村の浜」や「由良の浜」の方が、今まで使用してきた「安口の浜」より適しているものと判断されます。

・放流場所の地形は
海底勾配が緩やかで、底砂の粒径が0.5mm以下 
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