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(4) 残された問題点
● 養殖中には多くの付着生物が採苗器やロープ等に付着します。これらが付着すると、重くなり引き上げ作業が重労働になるばかりでなく、イワガキの成長生残に悪影響をおよぼします。付着生物の中でも特に、成長が早くイワガキを短期間で覆ってしまうムラサキイガイが大敵です。ムラサキイガイの付着時期を宮津市島陰で調べたところ、平成10年には2月下旬と4月下旬の2回付着の最盛期があったことが分かりました(図19)。こうした付着時期に、ムラサキイガイが付着しにくい場所を探し、そこにイワガキを移したり(深吊りしたり)することや、さらに付着したムラサキイガイを効率的に除去する方法の開発することなど、付着生物対策が今後の重要な課題です。
● 養殖約3年目になりますと、採苗器1枚にイワガキが15個付着していたとすれば直径約30cmの大きな塊となり、約5kg程の重さになります。採苗器5枚分でも25〜30kgにもなりますので、これを引き上げるのは大変な作業です。今後は作業の省力化についても検討することが必要です。
●京都の海でイワガキの養殖ができることが分かったばかりで、まだまだ経済的な観点から見た最適養殖方法は明らかではありません。、今後は各漁場において養殖試  験を実施し、最適な養殖施設や養殖規模を明らかにして、養殖の収支を試算する必要があります。
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