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はじめに
 
 ヤナギムシガレイは北海道以南の我が国沿岸域、朝鮮半島沿岸域、渤海、黄海および東シナ海北部に広く分布しています。日本海沿岸域では主に小型底曳網により漁獲されており、その漁場は山陰西部、若狭湾から能登半島、新潟県から山形県周辺に形成されています。若狭湾西部から京都府沿岸域にかけては、水深約120150 m域が本種の漁場となっています。
 ヤナギムシガレイは京都府、福井県では「ササガレイ」と称され、高級な乾製品として利用されており、底曳網漁業を経営する上でも重要な資源となっています。しかし、その漁獲量は乱獲などの影響により著しく減少しました。市場でもその姿をほとんど見ることができなくなり、一時は「幻の魚」とも言われました。
大きく減少した漁獲量は、近年増加の傾向を示しています。なぜ、増加してきたのかは明確には分かっていません。漁獲量が増加する一方で、底曳網によるヤナギムシガレイ漁にとっての大きな問題が浮き彫りになりました。それは、未成熟な小型魚の多獲です。漁業者の方々は、漁獲量は増加していても、このままの操業が続けば再び「幻の魚」となってしまうという危機感を持たれていました。
 海洋センターでは、底曳網漁業者からの強い要望を受けて、小型魚を保護するための方法を調査、検討しました。この冊子では、底曳網のヤナギムシガレイ漁の現状とその問題点を述べ、当センターが行った調査の結果と、それをもとに漁業者が現在取組まれている資源管理の内容について紹介したいと思います。
なお、今回の調査では、底曳網漁業連合会の方々に多くのご協力をいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。

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