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 おわりに
 夏間近になると新聞に各地の海水浴場の使用の是非に関する結果が掲載されます。幸いにして京都府各地の海水浴場はこれまでから全て「良」とされてきました。これは関係者皆さんの日頃からの環境に対する関心と努力のたまものだと思います。しかし、特に内湾に面した海水浴場は、少しでも油断すると生活排水等汚染物質の流入等により水質の悪化が進行する恐れがあります。水質環境を悪化させないためには多大な労力と費用を必要とします。今後も関係者皆さんの奮闘を要するところです。これらに関連して、研究面では自然界の多様な動・植物を人為的にコントロールして環境を修復していく取り組みが検討されています。その自然界では動・植物により有機物の分解、無機化により環境のバランスが図られています。しかし、埋め立てなどの環境変化や水質の悪化などの様々な原因によりこれらの動・植物が減少し、近年の生活の速度は自然界の分解、無機化を上回る量の水質汚染物質を生産、放出している状況から自然界全体のバランスが崩れ、水質汚染の悪化が進行するようになりました。
 海洋センターでは、海域の環境改善と同時に水産資源のバランス良い増産も目論んだ研究を目指し、その一つとして、藻場の造成等の研究に取り組んでいます。今回は特に内湾での漁場の造成に関わってアマモの増殖方法について、研究の状況を紹介しました。アマモの増殖が進めば漁場機能の保全、回復が図れるでしょう。また、水質環境の改善にも一役買い、京都府民皆さんの健康を守るお手伝いや保険環境にも陰ながら役立っていくと思います。
 皆さんもご存じのように現在の内湾の水質環境は外海の澄んだ水と比較するとずいぶんと濁っています。今回紹介したことが今後の内湾の水質環境を取り組むことの一助にもつながれば幸いです。

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