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はじめに
 
 カタクチイワシはその口の形態(上顎に比べて下顎が極端に短い)に名前の由来があるそうですが、成魚の顔つきをよく見るとどこかヘビの顔に似ていて怖い感じがします。しかし、このカタクチイワシは私たちの食生活に密接に関係していて、正月のおせちに欠かせない「田作り」、煮干し、シラス干しなどの水産加工品の原料として利用されています。また、大型のものは鮮魚として食用になるほか、魚類養殖の餌としても利用されています。丹後でもタレ、タレ口などと呼ばれて親しまれています。
 一方、海の中でも、「海の米」の例えのとおりカタクチイワシはブリ、サワラ、タチウオなどの大・中型魚類の重要な餌となっています。
 日本海でも全国と同様に、近年マイワシに替わって、カタクチイワシの漁獲が増加してきました。いわゆる、この増加は多獲性浮魚類の「魚種交代」現象と考えられています。しかし、平成12年および平成13年の2カ年にわたって、それまで大量に漁獲されていた春の大ダレ(大型の高齢魚)が激減しました。京都府漁業協同組合連合会の卸売市場での取扱量でみてみますと、平成12年および平成13年の取扱量がそれぞれ約3,100トン、約950トンと、平成11年の約6,500トンから2年連続で大幅に減少しました。特に、春先の大ダレの漁獲の激減が目立っています。これまでからもカタクチイワシの漁獲量の年変動は大きいことが特徴でした。幸い平成14年の4月中旬以降、カタクチイワシ(主に大ダレ)が久しぶりにまとまって漁獲されるようになってきました。今後、カタクチイワシの漁獲量はどのように推移するのでしょうか。
 そこで、本号ではカタクチイワシの生態や漁獲量の推移についての概要を整理し、当所の調査で得られたカタクチイワシに関連した結果も交えながら、カタクチイワシ漁獲の現状の理解に役立ててもらえればと考えています。  
 
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