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2 日本沿岸のカタクチイワシ漁獲量の動向
 
 
多獲性浮魚類の漁獲量の周期的な変動は、多くは人間の力の及ばない自然現象として起こると考えられており(一部の海域、魚種では獲りすぎによる資源の減少があるという報告もありますが)、この現象は一般的に「魚種交替」と呼ばれています。すなわち、それまで多獲されていた魚の漁獲量がある時期を境に急激に減少し、替わって別の魚の漁獲量が増加します。最近では、昭和50年代の終わり頃から平成の初め頃までのマイワシの大豊漁の後、太平洋ではサンマが、日本海ではアジが増えた事例がそれにあたると考えられています。その理由については、様々な説が提唱されていますが、現在、これだというものはありません。
 図6に示したように、全国的には、カタクチイワシの漁獲量は昭和35年から昭和48年頃まではおよそ30〜40万トンを維持していましたが、昭和49年頃を境に急減し、昭和54年には漁獲量は15万トンを切ってしまいました。その後、漁獲量は大きな変動を繰り返しながら増加傾向に転じました。特に、平成に入ってからは年変動が激しいものの漁獲量は一貫して増え、平成11年以降49万トンにまで増加しました。平成2年以降はマイワシの漁獲量の急減(図7)とは対照的に、全国的にはカタクチイワシの漁獲量は増加傾向にあります。カタクチイワシもアジなどと同様に、マイワシが獲れなくなった後、マイワシが占めていた位置を利用する形で増えてきたものと考えられます。
 
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