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はじめに
 
 海洋センターでは、クルマエビの栽培技術を漁業者の皆さんに円滑に移転するとともに、より効果の高い栽培手法を確立するために、平成4年度から国の補助を受けてクルマエビの放流技術に関する試験・研究を実施してきました。
 栽培漁業を進めるにあたっては、放流した種苗の生残、成長、分布や移動、再捕状況などを把握することが大きな技術課題です。これらの情報は、多くの場合、天然の個体と区別できるように種苗に標識を付けて放流し、これを目印にして漁獲物の中から放流ものを捜し出すことによって知ることができます。しかしながら、クルマエビなどの甲殻類の多くは脱皮を繰り返しながら成長するため、魚類などと比べて標識方法が限られ、特に種苗放流するような小型種苗にとって有効な標識方法はほとんどないのが現状でした。
 そのような状況のなかで、本誌第60号では新しく開発した標識方法について皆さんに紹介し、第63号では実際に漁獲された標識エビの判別方法について示しました。その後も、漁業者の皆さんをはじめ、より多くの人々が容易に識別できる標識への技術改良に取り組み、さらに新しい標識方法を確立し、天然海域での種苗放流試験により実用化の目途が立つ成果が得られましたので、ここに紹介いたします。
なお、標識方法の開発試験は、関西電力株式会社および株式会社関西総合環境センターと共同で行いました。また、標識放流種苗の追跡調査は、京都府漁業協同組合連合会、栗田漁業協同組合および京都府水産事務所の御協力のもと実施したことを付記します。
 
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