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1.従来の尾肢切除標識

 従来の尾肢切除標識については、季報第60号および第63号で紹介しましたように、施術後はクルマエビの生涯にわたって判別が可能であり、放流種苗を追跡するには非常に有効な標識方法です。
 しかし、クルマエビの尾肢は内肢・外肢の2枚が左右に1対しかないため、標識の種類は左右どちらか一方の尾肢を切除する2通りに限られます。
また、季報第63号に示しましたように、個体によっては黒色色素や尾肢の長さの回復率が高く、一見しただけでは判別できないタイプ(タイプD)もあります。そのため、季報第60号の「尾肢切除法の有効性」の項でも述べましたように、標識の識別試験では経験者と未経験者で識別できる割合に差がみられました。
 漁獲されたクルマエビはほとんどが生きた状態で出荷されるため、漁業者の皆さんが多忙な漁労、出荷作業の中でエビの尾肢の微妙な色の違いなどをじっくり観察することは困難な場合も多いと思われます。そこで、漁業の現場でも簡単に識別が可能な標識を開発するため、切除した尾肢の色素ではなく形に注目して、これまでの尾肢切除法の改良に取り組みました。

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