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はじめに

  2001年に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による第3次評価報告書によると、人間活動が主な原因で20世紀の間に地球の平均地上気温は0.6℃、海面水位は10〜20cm上昇したとされています。この海面水位が上昇した原因の一つとして、海水温の上昇による海水の体積の膨張が関係しているといわれており、海に蓄えられる熱量が人為的要因による地球の温暖化の影響を受けて徐々に増加している可能性があります。
   地球の温暖化が原因で海水温が徐々に上昇していった場合、海の生物への影響は当然無視できなくなるでしょう。実際、「海水温が近年上昇している」、「今まで見られなかった暖かい海に棲む生物が大量に出現した」といった現象が最近日本沿岸の各地で報告されています。このような現象が地球の温暖化によるものなのか、それとも通常の変動範囲内の出来事なのか、その関連性が注目されています。
 京都府内の多くの漁業関係者の方々も、日々の操業などを通して海の中の環境が少しずつ変わってきていると感じておられるのではないでしょうか。例えば、1990年頃を境としたマイワシ漁獲量の激減や1999年秋季以降のサワラの豊漁、2002年と2003年の夏季から晩秋を中心に2年連続で発生したエチゼンクラゲの大量来遊などの特異的な現象が、とりわけ最近10年ほどの間に多く確認されています。
 そこで、今回の季報では、海の中の環境を知る上で重要な要素の一つである海水温に着目して、京都の海をはじめとする日本沿岸域などの長期的な水温変動を中心にご紹介したいと思います。 
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