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飼育キタムラサキウニの成長

道家章生・M中雄一

 1995年に発生した平均殻径14.2mm,20.1mm,27.6mmのキタムラサキウニを水槽内で飼育し,1996年7月から1998年7月まで各サイズ群の殻径の成長と日間摂餌率を追跡した。
 各サイズ群の殻径の差は年数を経るにしたがって縮まり,各サイズとも発生後2年3ヵ月から2年8ヵ月で殻径50mm以上となった。キタムラサキウニの日間摂食率は11月から1月の水温下降期(22℃から14℃)と6月から8月の水温上昇期(17℃から23℃)に高かった。一方,殻径の成長率は11月から1月の水温下降期に高かったが,2月から10月に低かった。したがって,摂食率が高くかつ摂取エネルギーが最も殻の成長に向けられる期間は,京都府沿岸では水温が22℃から14℃に下降する11月から1月であると推定される。

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