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トリガイの産卵行動と自家受精の可能性

藤原 正夢

天然におけるトリガイの配偶子の放出パターンは放精→放卵→放精の順で行われ、放精と放卵とに2〜6分間の時間差があると推定される。放卵した個体の周辺に別個体が存在する場合は、放卵の刺激により他個体が20秒から5分以内に放精するので自家受精の可能性は少ないと考えられる。一方、放卵個体の周辺に別個体が存在しない場合は、放出後数分〜10分程度では精子と卵の受精能力はそれほど大きく低下しないので、2回目の放精により自家受精する可能性が高いと推測される。

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