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標識放流結果からみた若狭湾西部海域産ヒラメの若齢期の分布と移動

竹野功璽・葭矢 護・宮嶋俊明

若狭湾西部海域で着底したヒラメの若齢期の分布・移動パターンを解明するため,種苗生産されたヒラメ当歳魚4,800尾を,1992年10月に同海域で標識放流した。放流翌年の8月までは,放流点から10km以内の浅海域で多数の標識魚が再捕された。放流翌年の9月以降には,放流点付近での再捕が減少し,一部は放流点から西方へ100km以上離れた場所でも再捕された。これらのことから,若狭湾西部海域で着底したヒラメは,翌年の夏までは成育場付近に分布しており,1歳の秋から冬にかけて沖合方向へ分散し,なかには西方海域へ長距離移動する個体もいることが示唆された。

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