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ユナ

学名 Chondria crassicaulis Harvey
分類 紅藻綱イギス目フジマツモ科ヤナギノリ属
分布  北海道から本州、九州までと朝鮮半島に分布しています。主に波あたりが強い外海の低潮線付近に生育しています。しかし、宮津湾の獅子でも生育を確認していることから、やや内湾的なところにも分布しているようです。波が穏やかなときには、長靴を履いて磯へ出れば採集できます(写真左)。
生態・利用  季節的に現れる海藻で、京都府では年明けから初夏にかけて見られるようです。大きいものでは20cm以上になります(写真右)。海水からあげると藻体がもろくなり比較的短時間で崩れてしまいます。
 島根県隠岐島では食用として利用されています。かつては、京都府下でも食べていたようですが、最近ではあまり聞きません。ユナには独特の強い香りがあって、これが好きで食べている人もあるとのことです。湯通しして緑色になったものを酢の物や和え物にして使います。
天然ユナ ユナ近影
潮間帯のユナ
(2005年1月24日 野原地先)
ユナの藻体
(2005年1月24日)