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第2回鴨川流域懇談会

開催概要

日時

  • 平成17年6月11日(土曜日)午後3時から5時50分まで

場所

  • 京都リサーチパーク東地区4階サイエンスホール

出席者

  • 委員 8名
      座長 中川博次(京都大学名誉教授、立命館大学教授)
      委員 嘉田由紀子(京都精華大学教授)
          杉江貞昭(鴨川を美しくする会事務局長)
          田中真澄(岩屋山志明院住職)
          中村弘子(漆工芸家)
          新川達郎(同志社大学教授)
          西村明美(柊家株式会社取締役)
          森谷尅久(武庫川女子大学教授)      
      欠席 金田章裕(京都大学副学長)
          村田純一(京都商工会議所会頭)
          吉沢健吉(京都新聞社編集局次長)
  • 府・市行政関係者 30名
    土木建築部長、京都市建設局長 ほか関係課担当者
  • 一般参加者 約30名

内容

  • 基調講演 「京の川と水文化」森谷尅久
  • 事務局説明 「鴨川の水環境と景観について」河川計画室長
  • 議事 「千年の都・京都の美しい鴨川」をテーマに、鴨川を軸とした水環境や景観についての意見交換  

結果

  • 鴨川の今後のあり方を考える上での方向性 

(水環境)かつての京都には鴨川などを水源とした生活用水としての水路網があり、そのことが京都の暮らしや文化を支えてきた。鴨川の水環境を考える時、流域全体の健全な水環境の保全あるいは再生、さらには都市構造にも着目していく必要がある。
(景観)景観の保全については、他都市を流れる河川についての取り組み事例などを十分調査した上で、鴨川についての方策を検討していくことが重要である。

  • 景観の保全については、他都市を流れる河川についての取り組み事例などを十分調査した上で、鴨川についての方策を検討していくことが重要である。

主な意見(水環境について)

  • よく「治水」と「環境」を天秤にかけるケースがあるが、大地が水を貯めることを考えると自然環境と治水は密接に関係しているものである。特に上流部の緑の保全が必要である。
  • 京都は近代都市に変化する中で、まち中の河川が消え、下水道に変わった。かつての京都に見られていた様な河川(水路網)の復活など都市構造の改善が必要。
  • 鴨川本川だけでなく支川も含め、流域全体の議論とすべきである。水を意識し、大切にするような暮らし方の見直しも必要ではないか。

主な意見(景観について)

  • 鴨川では、都市、田舎、森林の3つの表情があり、各々の特徴を生かした保全が必要。
  • 景観問題は、両岸での配慮が必要であり、特にビルの看板や空調設備の室外機などに工夫が必要ではないか。
  • 景観に関しては、合意形成がなかなか難しいが、仙台市の広瀬川では、河川沿いの景観保全についての条例が制定されており、それにより市民の景観に対する意識向上を促していることなどを参考に検討していってはどうか

一般参加者からの意見

  • 北山杉の間伐材を使い木工沈床等を設置すれば、河川環境もよくなり、産業も活性化する。
  • 鴨川上流域を含めてきれいな鴨川の保全を。

議事録

参考資料

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お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp