ホーム > 京都府レッドデータブック2015

京都府レッドデータブック2015

文字の大きさ

トップページ野生動物両生類 > ヒダサンショウウオ

両生類のアイコン両生類
サンショウウオ目 サンショウウオ科

ヒダサンショウウオ

Hynobius kimurae Dunn, 1923
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
ヒダサンショウウオ

掲載項目の解説をみる

選定理由

環境省レッドリスト2012年版に掲載。府内特定地域で著しく減少している個体群を含む。限定された環境を生息場所としているため、環境変化に弱く減少傾向にある。環境指標性が高い。

形態

全長はオス118mm、メス129mm程度。背面は紫褐色で黄点の散在する個体が多い。幼生は黒褐色の斑紋と、指端に黒い爪をもつ個体が多い。卵嚢はバナナ形で水中では虹色光沢がある。

◎近似種との区別 成体は背面が紫褐色で黄点が散在すること、幼生は流水中に生息し、尾のひれの前端が背面中央部に位置し、顕著な黒斑が散在することで、ほかのサンショウウオ類と区別できる。

分布

本州中部(群馬~新潟)以西に分布。

◎府内の分布区域 丹後~山城地域。山城地域における生息範囲は局地的。

生態的特性

山地の林床に生息し、2~4月に、渓流の源流部で繁殖する。幼生は渓流中で生活し、年内に変態するものと越冬するものがいる。

現状・脅威・保全

京都市山科区では生息地が大規模開発され、近年の生息情報はない。左京区北山では、渇水により個体数が減少している地点がある。渓流と周辺の森林を一括して保全していく必要がある。

その他

日本固有種

トップページ野生動物両生類 > ヒダサンショウウオ

京都府レッドデータブックに掲載されている野生生物や地形・地質、生態系などに関する情報がありましたら、情報提供フォームからお寄せください。

情報提供フォーム

お問い合わせ先:京都府環境部自然環境保全課
TEL:075-414-4706 FAX:075-414-4705
E-Mail:[email protected]
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ページの先頭に戻る