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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 ラン科

ムギラン

Bulbophyllum inconspicuum Maxim.
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
近畿レッドデータブックカテゴリー 準絶滅危惧種
ムギラン

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選定理由

産地および個体数が少なくなっている。現在の福知山市で採集された標本が京都大学総合博物館にある(村田 1978)。

形態

乾いた林内の岩や樹幹にはえる多年草。根茎は横に這い、まばらに偽球を付ける。偽球の先に肉厚で長さ1~3cmの葉が1枚付く。花は帯黄白色、6~7月頃、偽球の基部から出た細い柄の先に1~3個付く。偽球をつくる点で、マメヅタランとの区別は容易。ミヤマムギランは府内では未発見である。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)231、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)59

分布

本州(宮城県以南)、四国、九州、中国大陸、東南アジア。

◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、京都市域(現状不明)。

生存に対する脅威

森林の伐採、マニアによる採集。

必要な保全対策

自生地では、自然林を皆伐してスギやヒノキの植林地にすることを規制する。

種子植物の文献一覧

執筆者 村田源、山本義則

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