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種子植物 ラン科

ミズトンボ

Habenaria sagittifera Rchb. f.
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
ミズトンボ

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選定理由

生育地および個体数がきわめて少なくなった。1950年頃までは個体数は少なかったが、各地の湿地にはえていた。

形態

日当りのよい湿地にはえる多年草。茎は高さ40~70cm、葉は線形で長さ5~20cm。花は白色でやや黄緑色を帯び、唇弁は開出して十字形、距は下垂して長さ15mm。オオミズトンボの距は長く、2.5~3cm。花も少し大きい。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)193、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)8

分布

北海道、本州、四国、九州。

◎府内の分布記録区域 全地域。ただし現在京都市域や乙訓地区では現状不明である。

生存に対する脅威

湿地の開発と遷移の進行。

必要な保全対策

知らずに開発されることがあるので、事前の調査を充分に行なうこと。

その他

日本固有種

種子植物の文献一覧

執筆者 村田源、光田重幸

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