ミツバベンケイ（ミツバベンケイソウ）

Hylotelephium verticillatum (L.) H. Ohba, Sedum verticillatum L.

選定理由	府内では産地や個体数が少ない。
形態	落葉樹林の林床や自然草地にはえる多肉の多年草。葉は普通3輪生（小さい株では対生）、まばらに鋸歯がある。花は淡緑色。 ◎参照　日本の野生植物草本Ⅱ（平凡社）150、原色日本植物図鑑草本編Ⅱ（保育社）162
分布	千島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸（北、西部）、サハリン（樺太）、カムチャツカ半島。 ◎府内の分布記録区域　中丹地域、南丹地域。
生存に対する脅威	自然度の高い落葉樹林の伐採や林道新設工事。
必要な保全対策	事前の詳細な生物調査。
特記事項	近年の確認はなく、府内では絶滅危惧種以上のランクの可能性もあるが、情報不足である。

執筆者　西沢信一、光田重幸

トップページ＞野生植物＞種子植物＞ミツバベンケイ（ミツバベンケイソウ）

準絶滅危惧種