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種子植物 ツツジ科

サラサドウダン

Enkianthus campanulatus (Miq.) G. Nicholson
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし
サラサドウダン

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選定理由

花崗岩地など生育地が限られ、府内では個体数も少ない。

形態

山地にはえる落葉低木で、高さ4~5m。枝は無毛、よく分枝して、葉は枝先に輪状に集まって付き、裏面褐色の毛が密生する。5~6月、枝先に短い総状花序に花穂を垂れ、鐘形でかつ紅色の筋のある淡紅白色の花を付ける。

◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)145、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)131

分布

北海道、本州、四国(徳島県)。

◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域。

生存に対する脅威

森林伐採、造成工事、園芸用採集。

必要な保全対策

森林伐採前に生物調査を実施する。園芸用に採集しないようモラルを高める。

特記事項

樹木であるため個体の寿命は長いが、花の頃でないと見つかることはめったにない。ときどき「近くの山で採った」として民家の庭で栽培されている。

その他

日本固有種

種子植物の文献一覧

執筆者 高木俊夫、光田重幸

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