種子植物種子植物 カヤツリグサ科
ヒンジガヤツリ
Lipocarpha microcephala (R. Br.) Kunth
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | かつては水田域を中心にやや普通に見られたが、近年はまれにしか見かけなくなってきている。 |
|---|---|
| 形態 | 水田域や河川敷などの撹乱地を中心に生育する一年草。全体無毛で白緑色、小型。茎は細く直立してやや硬く、高さ5～30cm、平滑で稜は鈍い。花穂は広卵形で無柄、通常「品」の字型に3個集まる。各花穂は長さ3～5mm。小穂は1小花からなる。苞葉は2～3枚、葉状で開出し、花序より長い。痩果は2個の薄膜に包まれ、狭楕円形、長さ0.8～1mm。柱頭は2岐。雄しべは1～2個。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）180、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）247 |
| 分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、台湾、中国大陸、インド、インドネシア、オーストラリア。 ◎府内の分布記録区域 全域。 |
| 生存に対する脅威 | 除草剤の使用が主原因と思われるが、よくわからない。河川敷では、洪水などの撹乱が減ったことによると思われる。 |
| 必要な保全対策 | 現在では稀少なものであることを周知する。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 松岡成久、光田重幸
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