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種子植物 カキノキ科

リュウキュウマメガキ(シナノガキ)

Diospyros japonica Siebold et Zucc.
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種 新規

2002年版 リスト外
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし
リュウキュウマメガキ

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選定理由

柿渋をとるために栽培されたものが野生状になることもあるといい、本来の自生かどうか不明であるが、府内の一部に見られる。

形態

山地の日当りのよい谷間や斜面にはえる落葉高木。樹高8~10mになる。樹皮は灰褐色、なめらかであるが、成木では縦に浅く裂ける。葉は互生し、長さ6~18cm、幅4~7cmの広卵形から狭卵形、ときに長楕円形。先は鋭頭から鋭尖頭、基部は円形から切形まれに浅い心形。縁は全縁。裏面は粉白色を帯び、普通無毛。葉柄は1~2.5cm。雌雄異株。花期は6月頃で、新枝の葉腋に黄白色の花を付ける。雄花は普通2個ずつ付き、雌花は1個ずつ付く。花冠は壷形で、上部は4裂して反り返る。果実は液果で、直径1.5~2.5cmの扁球形から球形。10~11月に橙色から黒紫色に熟す。

◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)166、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)106

分布

本州(関東以西)、四国、九州、沖縄県、台湾、朝鮮南部、中国大陸。

◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、山城地域。

生存に対する脅威

森林伐採。

必要な保全対策

一部は栽培起原のものである可能性もあるが、伐採せずに保存しておきたい。

改訂の理由

「選定理由」に同じ。

種子植物の文献一覧

執筆者 赤松富子、光田重幸

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