種子植物種子植物 キキョウ科
ソバナ
Adenophora remotiflora (Siebold et Zucc.) Miq.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 府内での自生地は局所的で、個体数も多くない。全体として減少傾向にある。 |
|---|---|
| 形態 | 草原や林縁にはえる多年草。茎は直立または斜上する。普通は無毛、葉は互生し、長さ5～10cm、幅3～8cmの卵形から広披針形、粗い鋸歯があり、長い柄がある。花は頂部の円錐花序にまばらに付き、下向きに咲く。花冠は淡紫色、長さ2～3cm、先端が広がった鐘形、先が5裂する。柱頭は3裂する。萼裂片は披針形、鋸歯はない。ツリガネニンジンでは葉が輪生するので、花期でなくても区別できる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）152、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）95 |
| 分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、ロシア。温帯域を中心に分布する。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域（現状不明）。 |
| 生存に対する脅威 | 園芸採集、造成工事、草原の遷移。 |
| 必要な保全対策 | 府内では稀少なものであることを周知し、工事にあたっては事前調査を入念にする。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 光田重幸、澤田徹
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