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京都府レッドデータブック2015

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昆虫類のアイコン昆虫類
蜻蛉(トンボ)目 アオイトトンボ科

オツネントンボ

Sympecma paedisca (Brauer, 1877)
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
オツネントンボ

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選定理由

府内では産地が少なく、生息地も狭いため。

形態

腹長26.0~31.0mm、後翅長21.0~24.0mm。淡褐色に淡銅色斑がある。成熟すると複眼上部が少し青くなる。

◎近似種との区別 未熟な個体は一見ホソミオツネントンボと似ているが、斑紋などが異なる。また、ホソミオツネントンボは成熟すると体色が青色に変化する。

分布

北海道、本州、四国、九州、奥尻島、佐渡島、淡路島、対馬、五島列島などに分布するが、西日本では分布が局地的になる。

◎府内の分布区域 中部地域(亀岡市)と南部地域(京田辺市、宇治田原町)から記録があるが、現在も、生息が確認されているのは南部地域の2か所だけである。

◎近似種との比較 ホソミオツネントンボは府内全域に分布し、普通に見られる

生態的特性

平地や丘陵地のアシなど抽水植物の生えた池沼に生息する。7~8月から新成虫が見られるが、未成熟成虫のまま越冬する。越冬後の成虫は発生地の池沼に飛来して、交尾、産卵する。

生息地の現状

限られたため池のみで生息が確認されており、非常に狭い範囲で発生している。

生存に対する脅威

開発や道路拡張工事などにより、産地が消滅することが心配される。

必要な保全対策

生息地と周辺の環境を保全するとともに、新産地発見の調査を要する。

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