中型で体は幅広く、黒色地に金緑色の金属光沢のある斑紋をもつ美麗種。

生態は不明であるが、幼虫は水生で腐植物を食すると思われる。かつては平地の水田の周辺などでしばしば発見されたが、最近は見当たらない。むしろ記録はやや山間の湿地に集中する傾向にある。深泥池でも1980年代までは記録があるが、その後の調査ではまったく発見されず、おそらく絶滅したと考えられる。環境の変化によって著しく生息域が狭まりつつあると判断される。正確な個体群の動向と、原因の調査が必要である。