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鱗翅(チョウ)目 タテハチョウ科

ウラギンスジヒョウモン

Argyronome laodice japonica Palas, 1771
京都府カテゴリー

絶滅危惧種 新規

2002年版 リスト外
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

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選定理由

草原性のチョウで、普通に見られるヒョウモンであったが、近年京都だけでなく、全国で急激に個体数が減少している。

形態

前翅長28.0~37.0mm。後翅裏面に、銀白色の不連続な帯が中央を縦に通り、その外縁側は一様に赤褐色となるが、その褐色部外側にやや緑色を帯びる。また、前翅の先端がやや突出することで、近縁のウラギンヒョウモンと区別できる。

分布

北海道、本州、四国、九州、対馬。国外ではユーラシア大陸に広く分布。

◎府内の分布区域 山城地域と丹波地区。

生態的特性

草原性のチョウで、幼虫の食草は野生のスミレ類。成虫は5月~10月に見られる。越冬は幼虫態。

生息地の現状

河川の堤防や、耕作地周辺などの、ある程度の広さがある草原に生息していたが、このような草原の消滅や植生の変化により、ほとんど見られなくなっている。

必要な保全対策

生息地の草原の保全が必要。河川の堤防などの場合は草刈の方法などに工夫が必要。

改訂の理由

ある程度の広さがある草原が生息地。京都府では近年、ほとんど見つかっていない。

文献 間野、藤井(編)(2009)

執筆者 小野克己

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