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京都府レッドデータブック2015

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クロマツ群落

分類

温帯針葉樹林

特徴

もともと海岸近くが適地とされているが、海岸の砂防、暴風を目的とした植栽として古くから植林されており、現在の分布からもその群落が自然群落であるか植林であるかはわかりにくい。またもともとは自然林であったような場所でも、クロマツの補植がされている場合もある。さらに、クロマツとアカマツとの雑種(アイグロマツ等)を砂防、緑化用に植林することも多い。しかし海岸近くでのクロマツの群落は白砂青松として日本の景色の代表のようにいわれており、そのような景観としてクロマツ群落が扱われている。

分布

本州、四国、九州の海岸近くを中心にして分布する。京都府の場合も、北部地域の海岸近くにクロマツ群落が見られる。

保存に対する脅威

砂防や暴風などの目的で植林され、現在ではそれに加えて景観として、場合によっては観光をも含めた意味をもつ群落であり、地元の意思としても、現状を維持することで認識一致されている場合が多い。群落の状態を維持できるような日常の手入れ等が必要であろう。アカマツと同様に、維持するには、マツ材線虫病の防除が必要である。

府内での分布と京都府カテゴリー

京都府内の分布 京都府カテゴリ-
丹後地域 白滝神社 京丹後市網野町掛津 管理維持
経ヶ岬先端部 京丹後市丹後町 経ヶ岬 管理維持
天橋立の砂嘴上 宮津市天橋立 要保全対策
箱石海岸 京丹後市久美浜町箱石 要保全対策

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