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京都府レッドデータブック2015

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花背大悲山はなせだいひざん京都府歴史的自然環境保全地域(昭和60年3月15日指定)

場所

京都市左京区花背原地町 地内(峰定寺周辺地域)

指定面積

24.30 ヘクタール

指定理由

本地域は、大悲山(標高746m)の南斜面に位置し、古来修験道の修練行場となっているなど、山岳信仰の霊境として古くから自然が保持されてきたところである。特に懸がいに臨む舞台造りの峰定寺本堂や由緒ある行場等が、モミ、ツガのすぐれた天然林と一体となって歴史的風土が保持されていることから指定している。

主な規制内容

特別地区:18.70 ヘクタール
(位置)保全地域の区域のうち、峰定寺参道西側5mの線から東側区域

野生動植物保護地区:18.70ヘクタール
(位置)特別地区と同一の区域
(採取禁止植物)アリドオシラン、イチリンソウ、イワウチワ、イワタバコ、イワヤシダ、ウラボシノコギリシダ、エビネ、オオフジシダ、オシャグジデンダ、カラクサイヌワラビ、ギョウジャニンニク、キヨスミイヌワラビ、キヨタキシダ、コウヤコケシノブ、コケシノブ、スギラン、ツレサギソウ、トガリバイヌワラビ、トガリバメシダ、ナツエビネ、ヌカイタチシダモドキ、ハグロソウ、ヒカゲツツジ、ヒメコマツ、ヒメサジラン、フクロシダ、フジシダ、ホソバコケシノブ、ホンシャクナゲ、ミヤマイラクサ、ミヤマウズラ、ミヤマママコナ、ルイヨウショウマ(計33種)

普通地区:5.60 ヘクタール

植生の概要

本地域には、ブナクラスとヤブツバキクラスのほぼ中間体に属する植物群落が成立しており、これらの代表群落としては、モミ・ツガを主体とする落葉広葉樹の混交林が多く見られる。特に、大悲山山頂部の古生層岩盤が露出する尾根を中心にヒメコマツ-ホンシャクナゲ群落が、モミ・ツガ林と重複して出現している。
(主な群落)ミズナラ・アカシデ-オオバクロモジ群落、クリーヒサカキ群落、ヒメコマツーホンシャクナゲ群落、ヒノキ・ツガ-アセビ群落
◎文献:花背大悲山京都府歴史的自然環境保全地域指定書及び保全計画書 昭和60年 京都府

 

コウヤマキ
コウヤマキ
峰定寺本堂
峰定寺本堂

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