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京都府レッドデータブック2015

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鷲峰山じゅうぶざん京都府歴史的自然環境保全地域(昭和63年3月18日指定)

場所

相楽郡和束町大字原山小字鷲峰山 地内(金胎寺周辺地域)

指定面積

27.76 ヘクタール

指定理由

和束町の北西端に位置する鷲峰山(標高686.7m)の山頂部と東方斜面の地域は、山岳霊場の地として古くから自然が保持され、典型的な遷移途上形態を示すアカマツ林や落葉広葉樹林などのすぐれた天然林と金胎寺の堂塔や由緒ある行場等の歴史遺産とが密接に結びついて、歴史的風土を形成していることから保全地域に指定している。

主な規制内容

特別地区:12.80 ヘクタール
(位置)保全地域の区域のうち、金胎寺行場を中心とする区域

野生動植物保護地区:12.80 ヘクタール
(位置)特別地区と同一の区域
(採取禁止植物)アカガシ、イチヤクソウ、イヌブナ、イワタバコ、ウラジロガシ、カゴノキ、カヤ、クロウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ヒトツバ(計11種)

普通地区:14.96 ヘクタール

植生の概要

本地域の植生は、尾根部のアカマツ林と斜面下部のアカシデ、イヌシデ、ケヤキを主とする落葉広葉樹林に区分できる。アカマツ林は樹高20m前後の大径木を交えて、シラカシ、アカシデ、ウラジロガシ、イヌシデなどが高木層を形成しているが、遷移がかなり進行し、カシ林に移行しつつある。また落葉広葉樹林は、行場内の北斜面及び南斜面の中腹部に見られるアカシデ、イロハカエデ、コハウチワカエデが高木層を形成する群落と東側の渓流沿いに見られるケヤキが優占する群落に区分できる。
(主な群落)アカマツ林、アカシデ林、ケヤキ林など
◎文献:鷲峰山京都府歴史的自然環境保全地域指定書及び保全計画書 昭和63年 京都府

 

多宝塔
多宝塔
宝篋院塔
宝篋院塔

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