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京都府レッドデータブック2015

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地域生態系のアイコン国定公園

京都丹波高原国定公園きょうとたんばこうげんこくていこうえん

指定日

平成28年3月25日

場所

京都市、綾部市、南丹市、京丹波町

指定面積

68,851 ヘクタール

指定理由

本公園は、京都府の中央部に位置し、由良川及び桂川の上中流域を中心として、京都市、綾部市、南丹市、京丹波町にまたがる丹波高原の広大な区域からなる。なかでも由良川の源流を有する芦生の森は、原生的な自然を有し、希少な動植物の生息生育地となっている。また、かやぶき屋根の古民家が多数残されている集落など、自然と寄り添う暮らしと、伝統文化を長く世代を継いで来た歴史を感じることができる。京都の市街地に近接する地域は、日本海と京の都を結ぶ多くの街道が通る地域であり、自然と文化が融合した風致が特筆されるユニークな国定公園となっている。

各エリアの特徴

美山エリア(中・西部)は、南丹市美山町で、由良川上中流域の河岸段丘や渓谷等のすばらしい地形を楽しむことができる。知井地区の北集落には、かやぶきの住居が多数現存し、自然と調和した見事な文化的景観が広がる。
美山エリア(芦生地区)は、南丹市美山町東部の芦生地区で、京都大学の芦生研究林が広がっている。この研究林は標高約350~950mに位置し、西日本屈指の広大な原生林が残され、植生区分では暖温帯林と冷温帯林の移行帯にあるため、植物の種類が多く、多様な生物も確認されている。
左京区北部エリアは、京都市左京区の花脊峠以北の地域で、都市部に隣接した山村の趣が特徴的となっている。北東部、滋賀県境には八丁平と呼ばれる3万年前の最終氷河期から形成されてきた高層湿原を擁している。
京北・天若湖エリアは、京都市右京区京北地域及び南丹市の日吉ダム周辺の地域で、コナラ群落、アカマツ群落、スギ・ヒノキ植林の連続した景観が広がり、桂川と一体となった良好な森林景観を呈している。
綾部エリアは、綾部市の上林地区の頭巾山、君尾山を擁する地域で、良好な森林景観を呈している。近畿自然歩道が通り、君尾山へのハイキング等に利用されている。
京丹波エリアは、長老ヶ岳と一体となった森林景観が見られる。近畿自然歩道等が設定され、長老山森林公園は長老ヶ岳登山の拠点のひとつとして利用されている。

主な規制内容

特別地域:60,488 ヘクタール
※内訳 特別保護地区なし、第1種2,485ha、第2種1,850ha、第3種56,153ha
※指定植物 なし

普通地域:8,363 ヘクタール

◎文献:京都丹波高原国定公園指定書及び公園計画書 平成28年 環境省

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