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レッドデータブック2015に移動する コシノネズミガヤ　Muhlenbergia curviaristata (Ohwi) Ohwi +　基礎データ　+ 項目の解説..... 分類群 種子植物 科名 イネ科 +　カテゴリー　+ (各カテゴリーをクリックすると解説を表示します) 京都府カテゴリー 絶滅寸前種 環境省カテゴリー なし +　詳細　+ 項目の解説..... 選定理由 産地が限定され個体数も少ない。 形態 温帯の山地林下にはえる多年草。稈は基部から直立、ほとんど枝分かれせず、高さ60〜100cm。葉は長さ７〜12cm、幅３〜７mm、両面がざらつく。葉舌は高さ0.5〜１mm。円錐花序は長さ15〜35cm、枝は疎らで花序全体は細い。小穂は長さ３〜3.5mm、灰緑色、１小花がある。苞穎は透明質、同形同大、長さ２〜2.3mm、先は鋭尖頭。護穎は長さ３〜3.5mm、長さ３〜４mmの芒がある。 ◎近似種との区別 よく似たオオネズミガヤは苞穎の先が鈍く、長さは小穂の４分の１内外、コシノネズミガヤは苞穎の先が細く尖り小穂の長さの３分の２から５分の４。 ◎参照　原色日本植物図鑑草本III：338頁，日本イネ科植物図譜：512頁，日本の野生植物：103頁 分布 本州中部の日本海沿岸の山地林下。 ◎府内の分布区域 北部地域（中丹地域）。青葉山が京都府内唯一の産地である。 生存に関する脅威 林道新設や拡幅。登山道の拡幅など。 必要な保全対策 近年、山の管理が十分ではなく、植生の遷移で絶滅へ向う可能性もある。外見は目立たないが希少種であるため、林道や登山道の拡幅に先立つ詳細な生物調査が特に必要である。 その他 日本固有種 執筆者：津軽　俊介

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