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クロシジミ Niphanda fusca (Bremer et Grey, 1852)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鱗翅(チョウ)目
科名 シジミチョウ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー 絶滅危惧I類(CR+EN)


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 全国的に見ると非常に減少している。府内には産地が残されているが、今後減少する危険性が高いため。
形態 前翅長17〜23oの大型のシジミチョウ。オスの翅表は暗紫藍色、メスの翅表は黒色で淡青白色斑がまばらにあるが、中には白斑の発達した個体も見られる。裏面は淡褐色であるが、明るさには変異が多い。
◎近似種との区別
本種と見誤るような近似種はいないが、メスは稀にゴマシジミ(京都府には分布しない)と誤認されることがある。
分布 本州、四国、九州、対馬に局地的に分布する。
◎府内の分布区域
北部地域(弥栄町、宮津市、大江町、夜久野町)と南部地域(京都市、精華町、加茂町、和束町、笠置町)から記録されているが、分布は局地的。
生態的特性 年1回、7〜8月に発生する。アブラムシやアリと密接な関係をもっており、植物に産卵された卵は約1週間で孵化し、アブラムシやキジラミなどの分泌物を摂取するが、2齢後期になるとクロオオアリによって巣内に運ばれ、アリの巣内で成長し、翌年6〜7月頃蛹化する。オスは夕方になると敏速に樹上を飛翔する。
生息地の現状 雑木林やその周辺の草地が主な生息地となっているが、分布は局地的である。
生存に対する脅威 開発や草地の放置に伴う遷移の進行によって、生息環境が変化し、衰亡していく可能性がある。
必要な保全対策 本種の生息地は伐採後、数年経てった若い林や、林縁の草地など、人手が加わった環境である。したがって、本種の保護のためには定期的に人手を加えて、生息に適した環境を維持していく必要がある。

文献:猪又(1986) 川副・若林(1976) 福田ほか(1984) 藤井ほか(1984) 藤岡(1975) 松香(1994) 安川(1983) 安川(1984) 渡辺(1991)  
執筆者:藤井 恒
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