ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ環境・自然・動植物京とあーすレッドデータブック

階層ナビゲーション
 ボタン野生生物種を見る   ボタン地形・地質・自然現象を見る   ボタン自然生態系を見る   ボタン 検索 

 トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > ハマベオオヒメサビキコリ

 レッドデータブック2015に移動する

ハマベオオヒメサビキコリ Agrypnus (Colaulon) tsukamotoi tsukamotoi (Kishii, 1956)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 コメツキムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注目種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 主として外洋性海浜地区に生息し、分布も局所的である。京都府では若狭湾内の冠島に極めて多くの個体群が見られるが、対岸の本土側沿岸地で採集された記録はない。
形態 体長7.5-12.5mm。扁平幅広、黒褐色で触角と脚部は多少とも赤褐色で、前胸背後角又は全身が希に赤褐色の個体もある。ヒメサビキコリ( A. scrofa(Candeze))に体長・体色・外形共に良く似ているが、下翅が常に退化縮小している。また近似のツシマヒメサビキコリ( A. tsushimensisOhira)とは触角第3節が長円錐形で異なる。
分布 タイプ産地は石川県舳倉島で日本海側では京都府冠島・島根県沿岸、太平洋側では千葉県から九州などの付属小諸島沿岸地などと対馬に広く分布し、瀬戸内海の沿岸地からの記録もある。
◎府内の分布区域
舞鶴市冠島海岸の砂礫地帯でのみ見られる。
生態的特性 これまでの記録では4〜8月に亘って採集されている(成虫のみ)。常に海岸の水際から離れた堆積物や岩石片の間などで見られ、小型の海浜性節足動物を補食している。
生息地の現状 冠島はオオミズナギドリ繁殖地として保護されており、無人島でもあり環境的には恵まれた地で、本種の発見時点(1950年代)での生息個体数の多さから考えると、此の島の環境が現状で維持されるなら安定を保つであろう。ただし、海洋汚染は海浜性昆虫である本種へ着実に影響を与える恐れはあるものと思われる。
その他 日本固有種

文献:河上(1998) 岸井(1991) Kishii(1956) Kishii(1996a) Kishii(1999b) 大平(1986) 大平 他(1976) 
執筆者:岸井 尚
    トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > ハマベオオヒメサビキコリ

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.