ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ環境・自然・動植物京とあーすレッドデータブック

階層ナビゲーション
 ボタン野生生物種を見る   ボタン地形・地質・自然現象を見る   ボタン自然生態系を見る   ボタン 検索 

 トップページ > 野生生物種 > クモ類 > カネコトタテグモ

 レッドデータブック2015に移動する

カネコトタテグモ Antrodiaetus roretzi (L. Koch 1878)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 クモ類
目名 クモ目
科名 カネコトタテグモ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 京都府では、1箇所でしか生息が確認されていないため。
形態 体長メス12〜18mm、オス9〜13mm。頭胸部は黒く腹部は褐色である。
分布 岩手県から岡山県までの本州に分布する。府内では、八幡市の石清水八幡宮で生息が確認されている。
生態的特性 乾燥した崖地に深さ10〜20cmの横穴を掘り、入口に糸でつくった両開きの扉をつける。扉には土やコケがついていることが多く、非常に発見しにくい。穴の壁面も糸で裏打ちされている。産卵期は7〜8月、孵化は9月と推定される。仔グモはそのまま母親の巣の中にとどまって越冬し、翌年の春に分散して自分の巣をつくる。成熟に要する期間はわかっていないが、2〜3年であると推定される。崖地のくぼみ、木の根、岩の下など、直接雨の当たらないやや乾燥した場所を好む。表面を雨水が流れる崖地や水がしみ出すような場所は好まない。
生存に対する脅威 本種の産地は本州のあちこちに散在しているが、採集記録はあまり多くない。愛知県では、海岸から標高1200mの山地まで分布するが、600mより高いところには少ない。静岡・愛知両県の生息地では本種の密度はかなり高い(10〜300巣/u)が、三重県では非常に低い(1〜2巣/u)。照葉樹林が残っている神社や寺院で採集されることが多い。本種は京都府では1箇所でのみ発見されている。これは、本種の分布の中心が中部・東海地方であり、京都府は分布の周縁部であることを意味しているのかもしれない。
必要な保全対策 神社や寺院は見事な照葉樹林を残している場合が多く、その保存が肝要であろう。
その他 日本固有種

文献:八木沼(1986) 新海(1992) 新海・高野(1984) 須賀(1985) 須賀(1987a) 須賀(1987b) 須賀(1989) 畑守・新海・上田(1997) 
執筆者:吉田 真
    トップページ > 野生生物種 > クモ類 > カネコトタテグモ

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.