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琵琶湖疏水本流調査

調査日平成12(2000)年1月7日(金)午前10時〜午後4時
場所琵琶湖疏水本流
(山科付近〜御陵付近 約2km)
地図
参加
淡水魚分科会(林博之、東山憲行、足羽寛、北村淳一)
貝類・甲殻類分科会(中井克樹、西野麻知子)
被覆層・古生物分科会(石田志朗)

調査目的  琵琶湖およびその下流の淀川水系は、現在ブラックバスやブルーギルなどの移入された外来魚のために生態系が破壊され、魚類相の単純化が進むなど、河川環境の悪化が懸念されている。本調査では、在来魚の絶滅を引き起こす大きな要因である外来魚の影響などについて概要を把握するため、琵琶湖疏水本流において採集調査を行った。


調査内容


淡水魚類分科会    執筆者:足羽 寛

調査者 林 博之、東山 憲行、足羽 寛
調査概要  1999年夏に行われた哲学の道周辺の疏水分流の調査結果から、淡水魚の生息環境として疏水分流は京都市内の中でも特筆すべきほど良好であることが明らかとなった。今回は、第一疏水が浚渫工事のため通水を止められたことを利用して、疏水本流にあたる山科区内の府立洛東高校周辺で調査を行った。
調査方法 タモ網、サデ網
調査結果
:淡水魚類の特徴


採集物       コイCyprinus carpio 4個体
 ゲンゴロウブナCarassius cuvieri 2個体
 オイカワZacco platypus 16個体
 ハスOpsariichthys uncirostris 3個体
 カマツカPseudogobio esocinus 1個体
 ゼゼラBiwia zezera 5個体
 スポテッド・ガー* Lepisosteus oculatus 1個体
 オオクチバス* Micropterus salmoides 6個体
 ブルーギル* Lepomis macrochirus 48個体
 トウヨシノボリRhinogobius sp.OR 多数
 ヌマチチブ* Tridentiger kuroiwae brevispinis(国内外来種)多数
※標準和名の右肩に*がついているものは外来種(亜種を含む)


1999年7月19日に実施した哲学の道周辺の疏水分流で行なった調査で見られたタナゴ類やカワムツA型が採集されなかった理由として、導水時の流速が分流に比べて速いこと、オオクチバスやブルーギルの個体数が多いことなどが挙げられる。また、疏水でのスポテッド・ガーの確認は今回の調査が初めてであるが、1個体しか採集されておらず飼育個体が放棄されたものだと考えられる。


琵琶湖疏水本流調査
(琵琶湖疏水本流調査)
疏水本流
(疏水本流)
(在来魚)@.トウヨシノボリ A.カマツカ B.ハス C.コイ D.オイカワ E.ゲンゴロウブナ F.ゼゼラ
(在来魚)@.トウヨシノボリ A.カマツカ B.ハス C.コイ D.オイカワ E.ゲンゴロウブナ F.ゼゼラ
(外来魚)@.スポテッド・ガー A.コイ(飼育品種) B.ブルーギル C.オオクチバス D.ヌマチチブ 
(外来魚)@.スポテッド・ガー A.コイ(飼育品種) B.ブルーギル C.オオクチバス D.ヌマチチブ
スポテッド・ガー
(スポテッド・ガー)
外来魚
(外来魚)



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