ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ環境・自然・動植物京とあーすレッドデータブック

階層ナビゲーション
 ボタン野生生物種を見る   ボタン地形・地質・自然現象を見る   ボタン自然生態系を見る   ボタン 検索 

 トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地質 > 旧横大路沼の堆積物

 レッドデータブック2015に移動する

旧横大路沼の堆積物 
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 堆積物
時代区分 新生代第四紀完新世
地域 京都市伏見区



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 消滅寸前


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 後氷期の池沼堆積物について先駆的研究がなされた。
分布 巨椋池干拓地に広くあるとおもわれるが、その他の後背湿地域にもあると考えられる。
特徴(特異性) 伏見区横大路で1967年に伏見下水処理場の建設工事が行なわれ、厚さ約10mの旧横大路沼の堆積物とその下位に最終氷期の河床礫層が観察された(石田他、1969)。主に黒色粘土と砂層であるが、多くの層準の流木の炭素14年代が測定され、深度7.5mにある火山灰はアカホヤ(Ah、6300年前)であるとわかった。深度4.7m付近の細砂と泥の細互層に木の葉がぎっしり挟まっていた。ほとんどがイチイガシの葉で、一部アラカシその他の葉や種子も産した。特にアラカシの葉の裏にコナジラミ科の昆虫の蛹殻が付着していたのは、化石では新発見である(石田・山川、1999)。
現状 伏見下水処理場沈砂池
保存に対する脅威 同様の堆積物は、横大路沼や巨椋池干拓地に広くあることが推定できるので、開発・掘削に当たっては、第四紀や堆積学、生物学的研究が行なわれることが望ましい。
特記事項 その他の後背湿地(例えば丹波山地の盆地の谷あい)は、地点によりその地域の環境を示すと考えられるので、できるだけ多くの地点で研究がなされることが望ましい。

地質文献一覧 
執筆者:石田 志朗
写真
伏見下水処理場建設工事場西南壁 1967年3月6日撮影
写真
左の写真の右寄りの部分 中央の巻尺上端の上にアカホヤ火山灰が挟まれている。
    トップページ > 地形・地質・自然現象 >  地質 > 旧横大路沼の堆積物

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.